
これまで3年以上もの間、jirovsandiagoは友達が企画した小さなフェスティバルに出演を誘われた事で結成されライヴを中心に活動してきた。
これまでに4人のベーシスト、そしてドラムに至っては現在で8人目になる。一度きりのライヴだけだった者、いつの間にかうやむやになって去ってしまった者、その場のノリだけでライヴに参加してくれた者も加えればもっと多いだろうし様々だ。
はじめのコンセプトの、「ヘタクソでもとにかく楽器を持ってステージに上がってプレイしよう」からは段々と目標が変わっていったし、最低限プレイ出来ない人やしっくり来ない人に対しては独断で断ったりクビにしたりもした。逆にドタキャンもされたし、ヘタクソなドラムにリハ代出すならやってやってもいいよと足元を見られた事もある。
これまでに半年以上活動していなかった事もあるし、去年は2月から12月までドラム探し+リハで、いわゆる充電期間的な物もあったと思う。
最初は酔っ払い達が限られた時間で曲を覚えてステージで頑張ってるバンドだったし、後には全てオリジナルをプレイするバンドになった。上でも挙げたメンバー達には繰り返し「最初から」曲も教えたし必要ならタブ譜も手書きで書いて渡した。
メンバーを集める事はメンバー3人が1,2,3,4で曲を始める事よりなにより面倒で、マネージャーの真似事に孤独を感じる事もあったし、なにより活動には最低限必要な練習場所や時間が中々決まらない時はやきもきさせられたし、本当にみんなやる気があるのか疑問に思った事も数知れない。
そのせいか酒に溺れてグチばかりこぼしていた嫌なヤツだった事もあるし、反対にそれなりに自信を持って挑んだステージで個人的なヘマを重ねてやらかして自分の愚かさに気付いて情けなくて頭を丸めた。
それからはライヴで飲むのをやめて10年以上前に見よう見真似で覚えた誤ったギターの弦の張り方から正しい弦の張り方を覚え直した。
ふと振り返ればずいぶんと色々な人達と携わって来たし自分なりにバンドや質の向上の為に段々とシリアスになって行くのがわかった。
始めは早く次のプロセスに進みたい焦りからたびたび苛立ったけど今はバンドで足並みを揃える事や回りを動かすには自分がまず動かないといけない事に気付いて来たと思う。
穴が空けばそこを埋める為に誰かれ構わず人を入れてプレイして来た事はいい意味で、どんな状況でも諦めない限りスグそこにある壁を乗り越えてステージに上がれる事を証明出来たと思う。
今でもメンバー抜きで一ヶ月先にライヴが入れば丸々最初からベースやドラムを探し当てて「ライヴに間に合わせる」事が出来る自信は出来た。
悪い意味ではいつもバンドの熟練度を言い訳に創作活動や制作をないがしろにして来た事。
やろうと思えばいくらでも形に出来た事を先延ばしにして二の足を踏んで来た事で。
ぼくらにはまだ正式なデモもミニアルバムも1stアルバムもない。今聞けるのはなんちゃってデモでしかないと思う。
いまの世の中その気があれば結成スグで音源を出す事は当たり前に可能だし、ぼくらも怖気づかず面倒臭がらず、これからはこの課題に全力で取り組んで行きたいと思う。
僕個人の望みとしてはそこをクリアしてから初めて「バンド」になれると思うし、これからどんな形で活動して行くにしろぼくらにしか出来ない事をやって行きたい。今まで歩んで来たやり方よりずっと本気で取り組んで行きたいし。そのために手を取り合って活動していける仲間や友人にこれからはもっと真剣に求め、頼る事になるだろうと思う。
延々と振り返っちゃってなんだか解散通知みたいだけど、そんな訳はけしてありえなくてこれからはやって来なかった事、やるべきであったハズの事に焦点を置いてそこからあらためて一歩前進して行きたいなぁと思っているのです。
もうすぐスタートから3年半。これまで周りでもいいバンドが沢山解散して行くのも見て来たし、逆によくなって大活躍しているバンドもいる、このバンドに最初からいるのは僕だけだけど本当に全力を尽くして動いていけるのは今日からだと信じて躍進していきます。
これまでバンドに携わってくれた人達、友人、仲良くしてくれているバンド達、少しでもぼくらを気に入ってくれたお客さん達に感謝してます。そしてこれから携わって行くであろう人々にはよろしくと言いたい。
jirov