先日の「ワイキキ、フィリアとカフェ・ロック」にお越しいただいた皆様、また素敵なイベントに誘っていただいたSWEET ONIONS近藤さん、エレキベース・サカモトさん、ありがとうございました。
NMS初のアコースティック・ライヴでしたが、いかがなものだったのでしょうか。
個人的にはドラムレスの演奏にほとんど興味がない(笑)ので最初は不安でしたが、いざ演ってみるとなかなかどうしてこれがまた楽しいもんでした。
また機会があればやってみたいですね。
さて、
またしばらくサボっていましたが、再開したいと思います。。。
全曲解説。(→1)
M2「抱きしめたい」
1st収録の「君が好き」「恋をしようよ」に続き、タイトルを先に決めてから曲を作るという手法です。
どうして「抱きしめたい」というタイトルにしたのかは分かりませんが、個人的にこうゆう試みは色んなタイトルでたまにやっていて、「抱きしめたい」で作ってみたら良い感じだったので採用したというだけの話です。「抱きしめたい」って、いかにもありがちで、良いでしょう。「抱きっしめったっい~♪」と、いきなり出来ました。
随分昔にカールスモーキー石井氏が「シングルCDにカラオケが入ってるでしょ。僕なんかアレ聴きながらもう一曲作っちゃいますよ(笑)」とTVで話していたのが印象に残っていて、今回はそれを自分でやってみました(笑)。僕のとある曲と、Aメロの頭6小節が全く同じコード進行です。
当初はジョン・ヴァレンティみたいな雰囲気を目指し、完成版より若干早めのテンポでデモを作りました。デモを渡すと岡野作夢は珍しく「これは素晴らしいね!」とメールをくれました。ちなみに僕は沢山曲を作りますが歌詞をほとんど全くと言っていいほど書きません(この曲に関しては「抱きしめたい」というリフレインのみ自作)。岡野作夢が歌詞を乗せると言えば歌詞が乗って完成するし、彼が書かないと言った曲はその時点でボツになります。自分で「これは良いメロディが書けた!」と思えた曲でも作夢くんには気に入ってもらえず沢山ボツになっており、この「抱きしめたい」は個人的には比較的どうでもよい曲(笑)でしたがこうして気に入られて完成してしまうんだから複雑な心境でもあります。
「背に腹はかえられない」「短命総理」など、ありえないフレーズが飛び出す歌詞ですが、曲を渡した時点で僕も作夢くんも「なんか面白い内容にしてもいいかもね」とは話し合っていました。「崇高なI LOVE YOU」というフレーズを聴いてモミー(perc)が「ジョン・コルトレーンじゃねえんだから(笑)」と言っていたのがおかしかった。
数回リハを重ねるうちに、テンポはゆっくりになっていき、ジョン・ヴァレンティというよりSTUFF「FOOTS」のようなノリに変わってき、
さらにパティ・オースチン「WE'RE IN LOVE」のようにリチャード・ティー的なピアノのバッキングをメインに据えようと、シーナさんには『リチャード・ティー名演集』を作って聴かせました(笑)。リチャード・ティーは死ぬほど好きなピアニストで、シンプルですが絶対に真似のできない演奏をします。この「抱きしめたい」にもところどころにそれっぽいオブリが入っていますが、「シーナさん、頑張ってるな!」という感じでしょうか(笑)
イントロはボズ・スキャッグス「LOW DOWN」的ですね。16ビートとチョッパー。チョッパーという奏法をレコーディングしたのは生まれてはじめてです!少し前までは、かなり嫌いな奏法の一つだったのですが、流石に「77年頃の音を目指す」とかなんとか言っていたら、避けて通れない奏法ですね。
それと、ベースにエフェクトをかけることにもかなり抵抗があったのですが、デヴィッドTウォーカーの来日公演でバイロン・ミラーがフィルターというエフェクトを格好良く使いこなしていたのを見て思わず僕も間奏で少し使ってみました。なんだかんだ言って、けっこう影響受け易いんですよね(笑)。このエフェクトのパートとイントロはオーヴァー・ダビングです。
演奏面で個人的に気に入ってるのは橋詰のドラム。速くもなく遅くもない絶妙のテンポで、タメの利いた演奏をしています。これ、やってみると解ると思うんですが、物凄く難しいんですよ(笑)。彼もまたレコーディング中は色々文句言いながら演ってましたが(笑)、この、ズルズルと引きずるようなノリは橋詰特有のもので、巧い人でもなかなか真似できないものだと思ってます。特に3:56あたりのタメ具合が最高!身内を褒めるのは気が引けますが、こうゆう演奏する人、最近いないですよねえ。
Nanamieのリード・ヴォーカルの録音は、「もっと可愛く歌って!」とか注文しながらやりました(笑)。これでもかこれでもかと分かり易い可愛さを醸し出しつつ歌うNanamieも、そのうち不安になったらしく「今、わたし凄く可愛く歌っちゃってるんですけど大丈夫ですか?!」とか言い出したので僕は言ってやりましたよ。「大丈夫!そんなに可愛くもないから!」とね。そんな作業の鬱憤を晴らすかのように2:58あたりでは持ち前の南部臭が顔を出して痛快。
モミーと二人で手拍子を重ねて、完成!といきたかったのですが、まだなんか物足りない気がして、久しぶりにコーラス・アレンジをしました。「ウォウウォー」やら「I LOVE YOU~♪」というリフレインやら、やたらとベタなやつを目指しましたが(笑)コーラス隊は上がシーナアキコ、中は1STで「コールドフラワー」を歌ってくれたズクナシのGOODSUN改め衣美ちゃん、下は不肖わたくし!というなかなか豪華(?)な面白トリオ。
この曲でコーラスの面白さを思い出し、このあとの難曲で自らの首を締めてしまうことになるとは、この時は僕自身も考えてさえいなかったのでした・・・。
(つづく)
【LIVE SCHEDULE】
■6/28(土)下北沢mona records
Makkin & the new music stuff
(ラコースティック主催イベント!)
■7/2(水)青山月見ル君想フ
Makkin & the new music stuff