実像として現在のKαinは限りなく近づいているのではないかと、そんなことさえ思ってしまうほどに、
7月14日新宿LOFTでの公演は素晴らしかったと思いますし、故にその後しばらくは、精神状態が安定しませんでした。
それはある意味自分にとって到達点のひとつであり、自分の思う活動の完結が近づいていると感じてしまうから
なのかな、とも思ったりします…
繰り返しますが、俺は自分の稼いだ金で自分の責任において自分のために自分のレーベルを運営しています。
つまり、俺自身が俺の価値観においてこれは成功だと満足さえできれば、それで終わりでいいのだと思うのです。
前のバンドの方が良かったとか、前の前のバンドの方が良かったとか、いついつ頃の時代の方が良かったとか、
誰々がメンバーのときの方が良かったとか、それは見てくれている皆さんがどう思おうともちろん自由で、
作品を買っていただいたりライブにお金を払ってくださっている以上、自分の好きに思う権利はあると思います。
でもそれはあくまでもみなさんそれぞれの価値観であり、絶対的な正解ではないと思います。
それを忘れないで「自分個人の意見では~」という部分をちゃんと全面に出してくれるなら、
どんな意見もありだと思います。
インターネットが普及したこんな時代だからこそ、そういう部分をきちんと認識できている人のモノであれば、
ライブレポートや感想なんかも色々な意見があると思うので読んでみたいと思います。
ライブから1ヶ月以上が経ち、メンバーとも色々話したり、とある先輩からも尋常じゃない刺激を貰ったり、
もちろん時間そのものが癒してくれる部分もあったりして、
やっと公式にみなさんに色々お話を出来るような精神状態に復帰できてきた気がします。
メンバーからもやはり異口同音に「このままでは次の段階に行けないから~しましょう。」「次のステップに進むためには~が必要だと思うんです。」
という話が聞けました。
俺自身も正直、そこに至るためのすべての道順が明確に見えているとは言い切れませんが、
次に向けて、更に試行錯誤するための方向性は理解できているつもりです。
これからも俺は考えを変えませんし、色々な意味でKαinが変化していくこともあるのかも知れません。
すべての物事はいつだって無情にして無常で、たくさんの出会いと別れがあることでしょう。
それでも、俺が描きたいモノはもう決まっていて、それだけは不変に